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初めまして、みややまちえです。

青年座研究所を出てテアトル・エコーの放送映画部に入って早くも十何年。女性7人組のユニット「On7」も、集まってから11年目。

個人的にも社会的にも色んな事がありました。起きました。

演劇の力というものを、信じられない時もありました。遠まきに見つめながら、好きなもの/そうではないものが段々分かってきました。そして人間はどうしようもない所もあるけれど、やはり私は人間が好きなのだと気付きました。

シヅマは非常に健全な場所だと思います。
一人一人を尊重するし、学び合えるし、そうしたくなる。
すでに座組の皆んなが大好きです。まだまだ好きになると思います。

本番まであと1ヶ月以上ありますが、きっとすぐ本番は来ます。そして終わります。
無事にそうなったら良いなと、切に願います。

「最後の炎」という作品が、ひとりでも多くの方に届きますよう。
目を背けず、耳をかっぽじって、その準備をいたします。

心よりお待ちしております!
そして何よりも、お元気で。


写真:いしはらだいすけ



【演出/辻井彰太から見た、宮山知衣さん】
 他者の柔らかい心にとても鋭敏な人、という印象があります。常に他者の心を思いやる優しさを持つからこそ、舞台の上では誰よりも深く鋭利に、人の心を傷つける事が出来る。表現においての人を傷付ける『勇気』を忘れないでいられる人。
 役者は、人間は、潜在的に臆病だと私は考えます。傷つきたくないから、傷付けたくないから、心の柔らかい部分をどんどん硬化させていく。その方が生きやすいし、心身の健康を保てるから。だけど宮山さんはそれを許しません。『自身の、そして他人の心の柔らかさに目を背けないこと』それは役者にとって何より難しく、苦しく、険しい、だけども最も大切な心持ちだと私は思います。その苦難が付き纏う選択を、選び続けることを諦めない。そんな宮山さんを一人の役者として、一人の人間として、私は尊敬しています。

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